ビデオ映画「特捜戦隊デカレンジャー対爆竜戦隊アバレンジャー」レンタル開始直前記念。勝手に「デカVSアバ」

2005年2月第2週で特捜戦隊デカレンジャーも終了します。我が家族が真剣にスーパー戦隊ものに触れたのはデカレンジャーですが、前述の通り今まで見ていなかったものをということで前作爆竜戦隊アバレンジャーを借りて見ました。ということで2つを私なりに比較してみたいと思います。

☆ 爆竜戦隊アバレンジャー
恐竜がまだ大地の支配者だった頃、地球は次元の歪によって、2つに分けられてしまった。一方は恐竜が絶滅してしまったが、もう一方は恐竜と人間が共存し恐竜は、爆竜へと進化し、人間にとってなくてはならない存在となった。恐竜との共存に成功した地球をダイノアースと呼び爆竜と共に平和に暮らしていたが、エヴォリアンという悪の集団が爆竜を搾取しようと企て、ダイノアースにおいて悪の限りを尽くす。ダイノアースに住む人間(竜人族)は必死に抵抗をするが、エヴォリアンに制圧されてしまう。しかしそれでも抵抗する竜人族アスカ。しかし戦闘中に次元の歪に投げ出され、爆竜と共に一方の地球(アナザアース)にたどり着く。アナザアースにたどりついた爆竜は、暴れまわってしまうが、ダイノガッツという力を持つ3人(伯亜凌駕、三条幸人、樹らんる)に出会い、彼らの仲間となる。一方エヴォリアンは爆竜を求め地球を攻撃するが、この3人がアバレスーツを纏いアバレンジャーとなって世界の平和を守る。しかし、ダイノガッツをもつもう一人の青年が「トキメキが欲しい」と爆竜トップゲーラーとともに暴れスーツを身に纏いアバレキラーと称し、アバレンジャーと戦う。果たしてエヴォリアンとの戦いに勝利し世界の平和を守ることが出来るのか。アバレキラーはなぜアバレンジャーと戦うのか。その意味するものとは?

☆ 特捜戦隊デカレンジャー
全宇宙の平和を守るのが宇宙警察本部。静かなこの地球にも不埒者(アリエナイザー)による犯罪が後をたたなくなった。そこで宇宙警察本部は地球署を設置しアリエナイザーによる犯罪を防ごうとする。そこで戦う4人の刑事デカレンジャー(戸増宝児、江成仙一、礼紋茉莉花、胡堂小梅)。彼らは未来の科学で次々に事件を解決していく。そこに事件により亡くなった子供の遺志をついてデカレンジャーとなったハミダシ隊員バン(赤座伴番)が地球署署長アヌビス星人ドギー・クルーガーの強い要請により5人目のデカレンジャーとして赴任する。しかし地球にアリエナイザーに対して怪重機や戦闘用ロボット人間(ドロイド)を供給し私腹を肥やす死の商人エージェント・アブレラによりアリエナイザーの犯罪が凶悪化する。地球署はアリエナイザーから地球を守ることが出来るのか、エージェント・アブレラを倒すことが出来るのか?

☆ お話チェック
アバレンジャーは全体的にコメディタッチで1話ずつ書かれていて面白かったですね。敵役がいきなりアバレンジャーに似せた怪物をつくったり、戦闘の途中で七草粥の作り方を説明したり、豚(ピッグ)とピンクを掛けたりと結構ギャグでは笑わかせてくれました。主人公伯亜凌駕は誰をも幸せに出来る性格とのことですが、それよりもノー天気っぽかったですね。段々敵が強くなるにつれアバレマックスになるのですが、そこの出てくるマックスフィールドについてはずいぶんと都合良く出来ているなと思いましたね。まぁどうしても戦隊シリーズはこうなってしまうのですが。ロボ戦ではシリーズ後半では様々な爆竜が合体するため私自身訳が分からなくなってしまいましたね。お話的にいえば、アスカとマホロの別れやキラーの争い、死別等々後半になってドロドロとしてきましたね。ちょっと子供にはヘビーだったような気がします。主婦に人気を得ようとしてだとは思いますがちょっと難解ですね。それに比べてアブレラという括弧たる敵はあるにせよ、宇宙からの犯罪者という広い範囲の敵だったので作り手にとっても、見る側にとっても気楽に見られますね。敵との戦いも去ることながら俳優一人一人との関わり等を十分に見ることができます。アバレンジャーに比べコメディテイストが少ないものの、設定事態がアリエナイザーなため、“何でもあり”を許容させてくれます。だって、いくらマシンブルが時速350KMで走っても、全地球はカバーできないし、ウメコは日本語を地球語と解釈しているし、刑事は5人だけだし。まぁでもそんな設定どうでも良くなります。残念なのは、俳優編で詳しく書きますが、芝居が少し下手。でも回を重ねるごとに少しずつはよくなりましたけどね。特撮シーンはGCに凝らないという主義が私的には非常にうれしい。次回作「魔法戦隊マジレンジャー」でもお願いしたいところですね。

俳優女優編
アバレンジャーの俳優さんは全体的に上手でした。特にアスカを演じる阿部薫さん。気合の入ったいい芝居でしたね。富田翔さんもクールな役回りを上手に演じてくれました。いとうあいこさんもよかったですし、エミぽんも味がありました。ただ全体的に上手だったので少しインパクトが少なかったかも知れませんね。

東京ドームシティで行われたテレビ出演者が出るデカレンジャーショーは史上最高の観客を動員したそうでそれだけ今回のシリーズは人気が高いと見えます。今回は一人一人の個性に役者さんがうまくついていったということでは大成功でしたが、ちょっと芝居が?かな。我が家ではセンちゃん人気がすごいのですが、もう少し目の動きに気をつけたほうがいいですね。一番芝居が安心できるのはウメコかな。バンもあと5%荒っぽさをましてほしいと思います。

キャラクター編
アバレッド/伯亜凌駕
みんなを幸せにする笑顔をもつ人間。兄夫婦の残した子供を育てながら爆竜とともにエヴォリアンと戦う。好き嫌い、怖いもの一切なし。ダイノガッツが一番多く、アバレマックスと進化する。爆竜のパートナーはテラノサウルス。

アバレブルー/三条幸人
年収5億円以上稼ぐカリスマ整体師。大手企業社長の御曹司だが、自分の将来にレールを引かれるのを嫌って家を出る。クールで高飛車だが、始めて仲間というものを意識する。劇中ではとてもクールな役回りだが後に“女子高生姿”などいじられるキャラへと進化?した。パートナートリケラトプス

アバレイエロー/樹らんる
元アイドルだが、趣味のメカいじりをしたくてアイドルをやめるというめちゃくちゃな設定。非常に頑張りやさんな女の子という感じだが、のちのヤツデンワニとの掛け合いが僕は大好きでした。でもスーパー戦隊ものにしては露出がすくなめかな?(男の意見)パートナーはプテラノドン

アバレブラック/アスカ(大野飛鳥)
ダイノアースから来た竜人の戦士。エヴォリアンとの戦いで、時空の歪によりアナザーアースに爆竜といっしょに投げ出され、爆竜といっしょにアナザーアースを守るために恐竜やに居座るが、竜人の為ボケキャラにさせられることが多い。なぜか”大野“という姓がつけられていた。パートナーは爆竜が乗せられる巨大なブラキオサウルス

アバレキラー/仲代壬琴
爆竜がアバレまくったとき、怪我した凌駕を手術した病院の外科医。外科医としては超一流であるが突然医者をやめてしまう。アバレまくったときにダイノブレスを拾い、それを手にアバレキラーとなりエヴォリアンと手を組みアバレンジャーと戦うが、自分の中にエヴォリアンのボスデズモゾーリャが自分のことを支配しているとわかると、エヴォリアン討伐の為に戦う。しかし無敵の存在デズモゾーリャが死ぬと、それまで幾千の怪我等をおっても大丈夫な体が一挙に悪化?し死亡する。パートナーはトップゲーラー

特捜戦隊デカレンジャー

デカレッド/赤座伴番(バン)
地球署に異動となり、2代目デカレッド(初代は候補)となる。最初はその破天荒、無鉄砲振りから仲間から敬遠されたが、のちにその”火の玉“ぶりが仲間の団結を強くさせる。すぐ惚れっぽく、アリエナイザーの彼女、映画では異星の女刑事を好きになってしまう。祖先は新撰組の一員だそうな。でも彼の父親はなぜ伴番って名前にしたんでしょうね。

デカブルー/戸増宝児(ホージー)
地球署一のエリート。射撃の腕は宇宙警察本部一。また努力の天才でもある。署長が不在のときには署長代理を勤めるほど優秀な人物。クールで外国帰りでもないのに英語交じりで会話する。個人的には焼肉を食べるシーンで「タンSOLT!」(タン塩)と言ったのが超笑えました。

デカグリーン/江成仙一(セン)
地球署の頭脳。逆立ちしてどんな難問も解決。モデルは古畑任三郎か?性格は地味にも関わらず打たれ強く、体を張って被害者を守るところと癒し系の顔が主婦層の人気を得ているらしい。実家はとっても貧乏らしく、自称マニア系だとか。

デカイエロー/礼紋茉莉花(ジャスミン)
エスパーのため人の心が読めるために、いじめられるという暗い過去をもつ。性格は至ってクールで、優秀だが、発言が古臭い。ブログを見るとジャスミンちゃんの人気が非常に高い。ちなみに私もその中の一人です。オヤジ系に好かれる・・・らしい(劇中)

デカピンク/胡堂小梅(ウメコ)
いつも元気んば女の子でお風呂が大好き。なぜか子供と動物に好かれる。成績はジャスミンに遠く及ばないものの想像がつかない行動にでる。ネゴシエイター養成講座を受講している。

デカブレイク/蛤良鉄幹(テツ)
幼い頃にアリエナイザーに両親を殺され、以後宇宙警察本部で育てられる。その後エリートのみが集まる特別凶悪指定犯罪捜査官となり、指定凶悪犯を捕まえに地球署にやってくる。最初はエリートゆえ地球署のデカレンジャーを馬鹿にしていたが、5人の団結して解決していくすがたに感動し以後行動を共にする。やはりエリートゆえいじられることが多く、女装させられたり、雌雄同体のエイリアンに熱烈に求婚されたりした。

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