特集 スーパー戦隊



デカレンジャーは本当に偉いのか!?


世界の平和を守ったデカレンジャー。その意思をマジレンジャーに引き継ぎながらも、現在でもアリエナイザー犯罪を追っていることと思います。さて、そのデカレンジャー、正式には宇宙警察本部地球署員であります。警察は皆さんもご存知のとおり縦割り社会。役職(部長、課長)以外にも階級というものが存在します。階級の代表格はやはり軍隊。日本では自衛隊ですが、そこには絶対服従という不文律があります。そのほか、消防、刑務所(警務官)にも階級は存在し、あまり表に出ませんが、サラリーマンにも実は階級が存在します。それは給与の支給基準で使われる代表的に等級と言われるもの。やはり働く上では階級がなくてはならないものなのですね。今回はデカレンジャーの階級について探っていきたいと思います。

まず、デカレンジャーの階級を探る前に、日本の警察組織を見ていきましょう。階級は以下の通りです。

巡査→(巡査長)→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監

もちろん右に行くほど、階級が偉くなり、警視正以上は地方公務員から国家公務員になります。ノンキャリアは警視正までがせいぜい(警視長になって県警本部長になった人も中にはいますが)で、キャリア組(国家試験1級合格者)は、拝命後すぐに巡査部長、警察大学校卒業後は警部補になり、30歳前後で警視となり小さな警察署の署長になります。その後、警視庁の方面本部長や警察の親玉である警察庁の要職についていくそうです。一方ノンキャリアは、警部までは試験で昇進していきます。警察学校卒業し拝命から高卒7年、大卒5年で巡査部長試験を受けます。合格すると巡査部長になれるわけですが、中には何度やっても受からない人もいるわけで、その人達の名誉を守るために巡査長という階級が存在します。ですから正式に法律で定められた階級ではないのです。また警視総監という階級は東京の治安を守る警視庁しかおらずそのトップを意味する役職名も兼ねています。余談ついでにこの警視庁、なんとなく偉そうな名前ですが、実際には東京都の治安をまもる言わば東京都警察本部なのであります。ではなぜ、“庁”がつくのか、警察学入門のサイトを確認すると首都東京を守るためには庁がつくような大きな規模でなければ駄目だという意味らしいです。

さて、話を本題にもどします。まず地球署のデカレンジャーはどの階級に位置するのか。まず地球はアリエナイザーが口を揃えて言うのは、「辺境の星」であるということ。しかもワインとチーズしかおいしいものはないらしいです。ということは、宇宙警察本部の中では、小さい警察署と考えて良く、署長は警視程度が派遣されてもおかしくありませんが、実際にはドギー・クルーガ−が宇宙警察歴戦の刑事だったことや、アリエナイザーの犯罪が増えたことによる要注意地区であること、地球署設立当時から署長として警察署設立という要職を担うことを考えると、多分警視正ということが予想されます。では、白鳥スワンはどうか。彼女は昔、ドギーと共に戦う刑事だったと言うことを考えると一般職採用ではなく警官として採用されたことがわかります。現在は鉄工所の責任者として残るものの、デカスワンになるわけですから当然未だに刑事でもあるということになります。しかし、鉄工所での責任権限が強く、いくら宇宙警察の評価が高くても、警部か警視がいいところではないかと思います。

次に、ホージーはどうでしょうか。まず、彼はエリートであり特凶試験もパスし、射撃の腕も超一流。本来ならば辺境の星の刑事ではなく本部に呼ばれるべき人間であるにもかかわらず、どうして地球署にいるのか。まず彼はエリートとは言え、キャリア組ではなくノンキャリアとして採用されたと考えて良いでしょう。理由はキャリア組だったら、射撃の腕を磨くより、もっと署長の参謀的役割につくと思います。ただ宇宙警察は実力主義と考え、射撃等々の評価によりかなり高い階級と考えます。しかし、本来ならば本部や主要星に派遣されてもおかしくない人間が辺境の小さな警察の刑事とうことは、多少辺境の星出身という差別が宇宙警察の中にあるかも知れません。また、ドギー不在時は、地球署の監督権限が彼に移ったことを考えると、次長待遇の警視が妥当だと思います。但し年齢的には少々警視昇進は難しいと思います。

お次は、センを通り越してジャスミン。彼女は、昔はホージーと組んでいたと言うこともありますので卒配は同期±2年と考えて良いでしょう。ホージーに次ぐくらい優秀らしいので、警視が妥当だと思いますが、そんなに警視が同じセクションにいるはずもなく、警部が妥当ではないかと思います。

次ぎにセン。この人は正直悩みました。結論はわかりません。ただ、試験の答えを推理しそうですが、逆立ちは試験会場では禁止されているはず。と言うことは、試験では彼にとって不利です。でもさすがに同期でも2階級以上はなれているとタメ語は難しいと思いますので、ここは警部補としましょうか。

次ぎに、ウメコ。彼女はデカになったのはつい最近との設定でしたし、他のメンバーを“さん”付けで読んでいます。同じ年齢位の女性のジャスミンは成績優秀ですが、彼女はそうではないみたいなので、彼女は巡査部長が妥当なところだと思います。ただ、公私共々中の良いジャスミンとは2階級はなれています。くれぐれも言葉使いは慎重に。

お次は,特凶出身のテツ。この人は5歳のときに両親と死別、宇宙警察本部に引き取られ、15年だそうですから20歳となります。しかしエリート集団の特凶出身と相当なものですから、彼も警部以上の階級が予想されます。ただし年齢から考えると、警部かなと思います。

最後は、われらが主役のバン。彼は第1回ではじめて刑事になったのですから、それまでは、交番とかのおまわりさんであることが予想されます。また富豪刑事では、どうみても巡査ですし(関係ないですが)、せいぜい巡査部長どまりでしょうか。しかし、階級を超えた統率力とアブレラとの決死の戦いではかなりの功績を上げたこと、先代デカレッドのギョクさんの進言もあり、ファイヤースクワットというチームに栄転となったことを考えると、警部補には昇進しているでしょう。もしかしたら警部位にはなったかな?

とうことで結論!

バン    警部補
ホージー  警視
セン    警部補
ジャスミン 警部
ウメコ   巡査部長
テツ    警部

ドギー・クルーガー 警視正
スワン   警部

ヌマO長官 警視監(“宇宙警視庁なら総監だったんだけど)

いうところでしょうか。みなさんはどうお考えですか。もちろん異論反論があると思います。でも個人的には、別の見方が出来て非常に面白かったです。次はマジレンジャー誰が一番魔法が上手かグランプリを検討中です。多分検討だけだと思いますが・・・

出展 警察学 入門編 http://osaka.cool.ne.jp/coolbakuryu/police_1.html


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